2014年07月23日

ニジマス  A {ジジイのプレゼント} 

「これ・・・道が・・・」
「完全に通行止めだね・・・」

「マジでぇ〜!」
「・・・なんでかな?・・・」

「いつからかなぁ〜?」
「分からんねぇ〜」

もう、これ以上は車は完全に進めない・・・
どうも、工事中のようだ・・・
工事で、道一本、封鎖してもいいのか・・・

「どうする?」

「たぶんこの川だと思うんだよね・・・」
「この川の上流だと思うんだけど・・・行けねぇーからなぁ〜」

すると、1人のおじいさんが上から歩いてきた

「あっ!誰か来たっ!」
「ホントだっ!」

「・・・んっ?あのジジイ、竿持っとらん?」
「あっ!持っとるわっ!」

「この先行けるんかな?」
「入っちゃっていいの?」

「でも、ジジイ入っとるし」

おじいさんが、僕等の所まで歩いて降りてきた

「こんにちわー」
「ここ、入っていいんですか?」

「う〜ん、良くはないけど、みんな入っとるわな」

「あ〜、そうなんだ・・・この先は・・・」

「この先は今工事しとるぞっ! ダムになるでな」

「えっ?ダムになるの?」

「おぉー、何年ヶ後にはこの川の上流、ここら一帯はダムになるわ!」
「今、その工事やっとるわっ!」

「えっ!そうなんですか?」

「兄ちゃんらぁーも、釣りか?」
「釣りならちょっと歩けばできるぞ!」

「あぁ〜、そうですか、ありがとうございます」

「どうする?」
「せっかくここまで来たから、ちょっと上行こうか!」

「そうするかっ!」

「車はここに止めとくから、荷物降ろしてぇ〜」
「はいよぉー」

竿など持ち、歩いて移動だ

「結構、流れが急だね」
「そうだね、水もなんか汚いなぁ〜」
「工事の水かなぁ〜」

しばらく歩くと

「おっ!ここなんか良さげだね!」
「いいねぇ〜!あの滝壺なんか絶対釣れるでしょっ!」

「・・・・しかし、たけぇ〜なっ!」

「4mぐらいあるなっ!」

「降りる所がないわっ!」
「そのまま降りてくのは、ちょっとヤバいな」

「すべったら、終わりだな!」

「下がゴツイ岩だらけだからな!」

「降りれても、こんど上がってこれねえし!」

「クッソー!なんとかならんかなっ!」

「なんかねぇ〜かな?」

山の斜面など、周りを見渡し、何かないか探す・・・

「あっ! ロープがあるっ!」

「どこどこっ!」

ちょうど、1か所、草が分かれている場所の
ガードレールから、ロープが結んであって
下まで垂れていた

「はははははは」
「みんな、考えることは一緒だなっ!」

「そうだね!さっきのジジイかな?(笑)」
「ジジイもこれ使えって、言っとたのかもよっ!」

無理だと諦めかけていた時に
思いがけない、おじいさんからのプレゼント!
(勝手におじいさんのと決めつけていた)

僕等は、すっげぇ〜テンションが上がり!

「悪いけど使わせてもらうよぉ〜!」
「サンキュゥー! ジジイ!」

友人がガードレールをまたぎ
ロープを手に持ち
体重を掛けようとした時


その、ロープを見て
何か変な感じがした
おもわず

「ちょっ!まてっ!」

とっさに友人の腕をつかんだ・・・






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posted by さすらいのQ at 01:11| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 川 ニジマス編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする